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二匹のバケモノ【非募集】

最終更新 2018/02/13 23:11:56
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1:双子の片割れ 2017/12/19 20:07:52 作成

俺たちは元から呪われたバケモノだったんだ…
時は現代…裏社会で殺し屋をしている双子がいた…
殺し屋のボスでもある双子の兄とそれを支える弟…
この双子には噂があった。兄は恐ろしい鬼のように強く、弟は不死身であると。依頼者も不気味に思うその双子には秘密があった・・・
今宵もお互いを喰い合おうではないか…



規則:豆ロル、短ロルNG、会話内容「 」内でロルは()しないでOKです。二日に数回程度の参加でOKですが蒸発はご遠慮ください。最後まで付き合っていただけると幸いです。

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47:織 2018-01-07 00:12:31

静かな部屋に響く優しく愛しそうに竜胆の名前を呼ぶ声。その声は口から出されてはゆっくりと空気の中に溶け、誰にも拾われることはない。それでもいいと織は思っていた。自分だけの大切な人。大切な時間。自分だけが知っていればいいと思っていた。だから【食事】の後のこの誰も起きることのない時間にやっていたのだ。しかし、今日初めてこの声を竜胆は拾ってくれた。織は嬉しくてしかたがなかったのだろう。いつも使わない表情筋をフルに使ったせいで笑っているのか泣きそうなのかわからない顔をしていた。きっとこれを回りの人が見れば気持ち悪く感じるかもしれないがここには二人しかいない。今にも溶けてしまいそうな瞳をした竜胆が己の方に身体を向けたのがわかれば、織は竜胆に向けて腕を広げて竜胆が織を抱き締めやすいように体勢を整えた。竜胆が織を捉え、そのまま寄りかかると織は優しく織を抱き締めゆっくり床に倒れる。己より強い竜胆が少し己が力を入れただけで壊れることなどないのはわかっているが織は割れ物を扱うかのごとく優しく優しくただ抱き締めて竜胆の好きなようにさせてやる。そうすると竜胆は再び眠りについた。織は竜胆が眠りについた後本当はあの蕩けた瞳に口付けをしたかったがそれをしたらきっと起きてしまうと少し残念だが竜胆の髪で我慢してそこに何度か口付けをし、幸せを噛み締める。

「俺はどこにもいかないよ…竜胆が生きてる限り俺は竜胆のそばにいる。竜胆…俺の大切な人…ゆっくりおやすみ」

小さな寝言を大切そうに拾えば、織は優しい声で竜胆に届くよう耳の近くで返事をした。暗い寂しい部屋に似合わない幸せな時間を竜胆の目が覚めるまで織は過ごした。





※背後(わかります!でも、ただグロいのは好まないんですよね。しっかり話に身がつまってて、それでいてグロくて綺麗なのが好きです(笑)私も嬉しいです!!見てみますね!お勧めしてくださりありがとうございます。そうですね…惣一郎と先輩の話も見てみたいので一回そっちに移りたいなと思います。そんなことを言っときながら片方にしか返していないのですが…申し訳ない。謝らないといけないことがもうひとつありまして…最近2日に一回のペースになってしまって申し訳ないです。)

48:北城 銀 2018-01-07 17:43:46

こつり、こつりと靴音が狭い路地に響いた。その音は一つではなく不揃いの音が二つだ。靴音の主の一人、北城 銀は煙草を咥え紫煙を寒空に吐きながら歩く。歳を喰い、黒髪に銀色の白髪が混ざった髪は、路地を吹き抜く風になびいていた。銀縁の眼鏡の向こうの瞳は地面に続く血塗られた絨毯を見下ろす。かがみ、血に指先を滑らせ血に汚れた指を見てニヤリと笑う。その笑みからようやく獲物をみつけた…と言う気持ちがにじみ出ていた。ふかしていた煙草を地面に落とし潰し火を消すと、胸元から銃と曼荼羅が書かれた札を出す。そして、自分の三歩後ろを可愛い後輩に声を掛ける。

「惣一郎、どうやら当たりらしいぞ?相手はこの奥にいるだろう…気、引きしめとけよ」

そう、声を掛けると振り返り、ニッと笑ってやる。魑魅魍魎なら何度も退治してきたが、この可愛い後輩にとって鬼は初めて退治する相手だ。なるべく不安にならないようと気を使ったのだろう。





※背後(話が詰まっててグロくて綺麗…いいですよね!考察したりその後とか妄想するのが私好きですね。シリアスもギャグもグロも大好物で雑食ですがこれからも仲よくして下さるとありがたいです(笑)ペースに関しては大丈夫ですよ。お相手様の更新返信を楽しみに待ってます。今回から陰陽師サイドに入ります。少し戦闘や話の内容が膨らむといいのですが…お相手様が楽しめるよう頑張ります!!)

49:榊 惣一郎 2018-01-09 00:57:20

薄暗く、体にまとわりつくような湿気に満ちた狭い路地。只でさえそこにいることが嫌になるようなその場所は鉄の臭いが加わり、更に居心地の悪い場所と化していた。そんなところに何のためらいもなく入っていった先輩を追いかけながら青年、榊 惣一郎は気分が悪くなっていっているのを気付きつつもそれをなんとか無視し、手は常に腰に装備されている日本刀の柄を握りながら周りを警戒していた。先輩、銀が何かに気がつきその場に膝をつくのが目にはいると惣一郎は銀の3歩後ろで止まり、自分も目を細める。銀が見ていたのはまだ新しい血溜まりであった。それを目にすると今日、外に出掛けていった人たちを思い出し惣一郎は日本刀から手を離して左胸の位置で強く服を強く握り唇を噛み締めざるを得なかった。今にも泣きそうな気持ちを抑え、惣一郎は自分に「こんなことで泣くな、自分の仕事を全うしろ」と言い聞かせる。そんなことをしているといきなり銀から声をかけられ下を向いていた視線を銀に向けた。

「先輩、煙草の吸い殻をそんなところに捨ててはいけませんよ?…はい、わかってます。死なないよう精一杯やらせていただきます。」


顔をあげると銀が笑いかけ、こちらに気を遣ってくれているのがわかった惣一郎は少しだけこころに余裕がでたのか、自分も銀に心配要らないと返事を返すように笑い返す。なるべく今までと同じ緊張感を、感覚を取り戻すべく普段と変わらない返事を銀に返してからゆっくりと目を瞑り、深く息を吐く。目を開けた惣一郎は静かな殺気を纏い、顔は真剣そのものであった。





※背後(わかります。その後を想像するのは楽しいですよね。欲を言えば少しだけその後を書いておいてほしいけど…(笑)。同じです。私も雑食なんですよ。もうなんでもかんでも読みます。むしろ私の方から頭を下げてお願いしますよ(笑)仲良くしてください!ありがとうございます。私も背後様の返信いつもワクワクしながら待っています。私も頑張ります!
さっき気がついたのですが…前回の文のなかで誤字があり大変なことになってましたね私。織が織を抱き締めるなんて…どこのナルシストだよって自分でツッコんでしまいました。(笑))

50:北城 銀 2018-01-09 01:38:38

後輩の小姑のような小言に「はいはい…」と適当に返事をするが、振り向き見た彼の気丈に振る舞う笑顔を見ると、どうしてもこの笑顔だけは曇らせたくない…そんな気持ちになり、顔が情けなく綻ぶ。一回り小さい頭を、傷だらけの武骨な手でポンポンと2、3回軽く叩き「死なせねえよ、俺の目の前じゃな・・・」と呟くと再び血生臭い路地の奥を見る。奥に歩みを進めてゆくほどに血の臭いはだんだん濃くなり、胃の奥からすっぱいものがこみ上げそうになる。やがて二人は一番奥へとたどり着いた。そこには、鬼がいた。夕焼けに似た黄金色の瞳に、燃えるような紅い髪、額から出た二つの角、整った愛嬌のある顔に似つかわしくない血濡れの唇、それら全てが目の前にいる惣一郎と同年代ぐらいの青年が鬼だと言うことを物語っていた。鬼である紅蓮は骸の顔面からくり抜いた眼球を迎え舌の上に乗せて口に含み咀嚼する。ぐちゅっぐちゅっとまるで寒天菓子を食べるかのように目玉を喰らう。恍惚の表情を浮かべた後、ふと金色の瞳が陰陽師二人を捉え、ぱちくりと瞬きをする。

「あれ?また陰陽師?今日はやけに合うなぁ…」

「その口ぶりじゃ、俺ら以外にも今日会ったって感じじゃねぇかよ…で、そいつらはどうした?」

「ん?あぁ、あの二人?遊んでくれるって言ったから遊んであげたらすぐに壊れたよ?食事後だったし、デザートってことで今は俺のお腹の中…って言ったらどうする?」

銀の質問にニヤニヤと口元をほころばせながら胃のあたりを撫でて笑う。つまり、今朝銀達が見送った仲間の二人はすでにこの世におらず目の前の仇の腹の中だと言うことだ。






※背後(こうして、背後同士語れるのっていいですね(笑)誤字脱字、私もありますからお気になさらず!!)

51:榊 惣一郎 2018-01-11 01:01:08

惣一郎はいつも以上に真剣な面持ちになった後これから起こるだろう事を想像しながら薄暗い路地の先を静かに見つめる。先程の悲しみや不安、恐怖心が目を閉じて心を落ち着かせただけでどうにかなったわけではないが、銀と話したことなどが良く効いたのだろう、見つめている惣一郎の顔色は幾分かましになっていた。又、路地先を見つめている途中、銀が惣一郎の顔を叩いた行動に対して何時ものような無理のない笑顔を向けられる程度にはこころにも余裕が出来ているのが見てとれた。銀が歩きだし、それを追いかけるようについていく惣一郎。出来ることならばこれ以上被害が出ることもなく無事に帰れることを強く望みながら惣一郎は歩みを進める。路地は奥に行けば行くほど血の臭いが濃くなっていき、望みは叶わないということを嫌でも感じなからも惣一郎は自分を保つためにそれを望まずにはいられなかった…。気分を害しながらも最も血の臭いが濃い場所にたどり着いた二人は、目の前にいるものに目を奪われた。いや、この表現はおかしい。目を奪われたのは二人ではなく一人、そう、惣一郎である。惣一郎はその鬼を見て、人を食べているその人とならざるものを見て「綺麗」と思ってしまう程度には、二人の会話が耳に入らない程度には目を奪われてしまっていた。それほどまでにその鬼の容姿は整っており、この血塗られた空間が良く似合っていたのだ。



※背後(本当にその通りです(笑)ありがとうございます)

52:銀・紅蓮 2018-01-11 08:03:04

静かに、だが確実に殺気を出している銀を見て紅蓮は楽しめそうだと期待した笑みを浮かべ、木箱の上で足をブラブラと揺らしていた。しかし、殺気以外の視線を感じ、惣一郎の方へ瞳を向けた。それは殺気ではない。痛いほどの視線ではあるが、それに殺意はなく純粋に、ただ純粋に美しい光景や美術品を目にした時の感嘆の目であると紅蓮は理解した。そして、それは紅蓮にとっては興味深いものでもある。だいたいの陰陽師は自身を憎むべき相手だと認識し、殺意を向けてくるからだ。同年代くらいの彼は、殺意ではなく興味の意を向けてくれている。そのことがなぜか、嬉しかった。相手は陰陽師で自分よりも弱く、人間であるがゆえに家畜も同然。しかし、【あの双子】同様に興味が湧いてしまった。紅蓮はニコリと、整った愛嬌ある顔で笑って見せる。状況がこんな血生臭くなかったら女性であれば黄色い悲鳴でも飛んでくるであろうが、こんな状況では誰も黄色い悲鳴を上げたりはしないだろう。上げるとしたらそれは普通の悲鳴だ。笑みを浮かべたとたん、紅蓮は軽々しく跳躍し、静かに身構えていた銀を飛び越した。銀が反応するよりも早く、惣一郎の側に舞い降りると血で赤く染まった手で頬をそっと包み込む。とたんにあの美しい黄昏時色の目が惣一郎の目を映す。銀が引き剥がそうと肩を掴むが、片腕を後ろに向けて振るだけで銀は木箱の方に飛ばされ派手な破壊音と共に埋もれてしまう。

「ねぇ、あんたさ俺が気になるの?普通陰陽師ならさ、鬼を憎んだり、殺したいって思うよね、そこのオッサンみたいにさ…でも、あんたは違った。俺を好意の目で見てくれる……俺、あんたが欲しいな。なんだろ?食欲じゃない…ただ【欲しい】って思っちゃった」

そう、柔らかな声で言葉を紡ぐ唇を無意識に惣一郎の唇へ寄せていく。それはまるで、愛おしく感じる者へ贈る接吻のようなそれに似ている。唇に軽く触れた瞬間、鋭い銃声音が響き紅蓮は惣一郎から身を離す。そして自分に発砲してきた方向に向き直り、拗ねたような顔をしむぅとむくれる。

「あーぁ!いいところだったのに!オッサン、情緒なさすぎ!」

「こちとらオッサンなもんでな、そんなもん知らねぇよ。てか、俺の可愛い後輩に何してんだ貴様はよお!」

銀はどうやら無事なようで、口の端と端を釣り上げてニヤリと笑いながら銃口を紅蓮の方へと向けている。どうやら銀は自分が吹き飛ばされたことよりも紅蓮が惣一郎の唇を奪ったことに対し憤慨しているようであった。





※背後(紅蓮君のフラグを立ててみました(笑))

53:榊 惣一郎 2018-01-13 02:00:18

惣一郎は少し前まで現当主である父の言いつけで学業以外の時間をすべて自分の部屋で妖怪や陰陽師について書かれた書物を読むことに費やしてきた。それは脳が柔らかいうちにすべての情報を頭に叩き込み、戦いの場で臨機応変に対応できるようするためであった。「全ては自分のため、全ては陰陽師である家のために」と幼い頃から父に教え込まれていた惣一郎はその時間が日課になっており、それ対して苦を感じたり、つまらないと投げたしたことはない。むしろ、惣一郎は学業の後の書物に触れる時間を何よりも大切にしていた。自分の知らない世界を、自分が此れから関わっていくだろう世界を知れるからだった。家にある全ての書物を読み終え、暗記し終わった事を認め、現当主が惣一郎に陰陽師の仕事をさせ始めたのが今から数年前。惣一郎は今この鬼と対峙するまでの間に様々な妖怪に出会ってきた。会った妖怪は多少の違いはあるけれども全て書物にかかれていた通りであった。しかし、今、目の前にいる惣一郎が初めて見たこの美しい鬼は記憶にあるどの書物の記載とも異なっていた。【鬼】とは醜悪な形相と自在な怪力によって危害を与える怪物。それが記載されていた【鬼】である。では、その記載に一切当てはまらない目の前にいる赤が異様なまでに似合っている綺麗な者は何であろうか…。惣一郎は知らない世界に、そして綺麗な【鬼】に仕事中であるにも関わらず興味を持たずにはいられなかった。目を奪われずにはいられなかった。一人、黙って熱い視線を鬼に向ける。そこにはここに来るまで纏っていたはずの殺気もなければ憎悪もない。それに気がついたのか鬼は惣一郎に笑いかけ、彼に向かって跳躍をする。自分の方に向かって来ているのが分かっていないかのようにその場から離れることもせず、ただ黙って漆黒の瞳にその場面を写す惣一郎。その姿はまるで何かに魅了され囚われてしまっているようであった。鬼が目の前に着地をし、その赤く濡れた手で頬に触れられたことと、同時に起きた大きな音によってようやく惣一郎は我に返る。返ったからといって興味がなくなったり、鬼から目を反らすことなど一切しないのだが…。

「…」

銀のこと、鬼のこと、そして自分の状況…今起きていることの状況が我に返ったばっかりの脳みそでは何一つもうまく理解できていないのか惣一郎は鬼の言葉に対して返事を返すことができない。ただ1つわかることは目の前の鬼の優しい口調。状況が分かっていない立場でこんなことを思うのは駄目なことだということはわかっているが惣一郎はその口調で話しかけられたことに何故か嬉しく思ってしまっていた。また一瞬思考が違う方に飛ぶ。それを狙ったかのような鬼の行動。惣一郎は暫しの間固まった後、自分の唇に自分の指を持っていき柔らかいものが当たった部分に触れる。その瞬間真っ赤になった。当たり前だ、惣一郎は初めてであったのだから…。銃声と怒号の中、惣一郎は恥ずかしさと自分の失態にその場にしゃがみこみたかったがこれ以上自分の仕事を放棄してはいけないと何とか耐えそして、銀に声をかけた。


「銀先輩!俺は大丈夫です。」




※背後(背後様、貴方は本当に最高です。最高すぎます!紅蓮君かっこよすぎて何回か読み直してしまいました。私は今スッゴク悩んでおります。紅蓮君のフラグも回収したいし…銀さんとも…。なんかプロフィール通りにいっていない惣一郎…これは我が儘ですが、嫌いにならないであげてください(頭下げ))

54:銀・紅蓮 2018-01-13 23:39:12

へたり込み、銀の方へ気丈にも声を掛ける惣一郎を見て紅蓮は口元が柔らかく緩む。可愛い人だ…、そう紅蓮は感じる。【恋】も【愛情】も知らない鬼はこの感情がどんな意味を持っているのかを知らない。だとしても、この弱く、だが清らかで純粋な精神を持つ惣一郎を手元に置きたい、傍で見ていたいと思ってしまうのだ。銀の方を向くことが気に食わない…、そう思うと血の臭いを強く放つ手で再び頬を包みこちらを向かせる。あの、優しい目でもう一度見て欲しい。あんな痛いほどの苦しいほどの殺気ではなく、暖かく居心地の良い感覚をもう一度…と思った瞬間、鋭い銃声と共に紅蓮のこめかみを銃弾が貫通する。弾ける様に血が飛び散るが、紅蓮は死なない。だが、明らかに殺気の気の抜けた調子はなく、底冷えするような殺気が銃弾を放った銀の方へと向けられる。銀は、額から血を流してはいたが平気なようでまだまだ余裕があるようだ。紅蓮はふらりと一度体を揺らした後銀を見つめる。

「ねぇ、オッサンさぁ…空気読めよ。俺今、ものすっごく幸せだったのにさぁ…邪魔すんなよ」

「それはできねぇな。そいつは俺の可愛い後輩で守らなきゃいけねぇ大事な奴だ。てめぇみたいな血生臭い餓鬼にくれてやるつもりはねぇよ。とっととそのきたねぇ手退けろ」

「ふんっ!オッサンに言われたくないってのっ!!」

次の瞬間紅蓮はアスファルトの地面が抉れるほどの衝撃で地面を蹴り銀の懐に潜りこむと鳩尾に拳を一撃叩き込んだ、がしかし、その攻撃は紙一重で受け流され、その衝撃を利用し銀は片手一本で紅蓮を自分が先ほど投げ飛ばされた木箱の方に投げ飛ばしてやった。木箱が粉々に飛び散り埃を舞い上げている方を見て銀は悪態を付いた後、惣一郎の手を掴み立たせる。怪我がないことを確認すると少し安堵の表情を見せた後、鼻頭を指で弾く。

「半人前が鬼に魅入られてんじゃねぇよ…色んな意味で食われちまっても知らねぇからな?」






※背後(惣一郎君、本当にヒロインみたいで可愛いです!!無意識二人に取り合いこされるといいですよ(笑)まだ、惣一郎君はロルを回し始めたばかりですからこれから性格を確立していけばいいんですよ!)

55:榊 惣一郎 2018-01-16 00:15:33

※背後(まだやらなければならない仕事があるので今日も返せそうにありません。返信は明日必ずします。いつも待たせてしまい、謝ってばかりですみません。)

56:銀 2018-01-16 21:59:00

※背後(大丈夫ですよ!!お仕事頑張ってください)

57:榊 惣一郎 2018-01-17 01:46:08

「自分にはまだやるべきことがある、これ以上先輩に迷惑をかけてはいけない」と頭ではわかっているが体が言うことを聞かず、先輩である銀に言葉を放った後惣一郎はその場に座り込んだ。惣一郎にとって体が自分の意思に反して勝手に動いてしまうというこの状況は初めてであり、当惑せずにはいられなかった。しかし、当惑したまま何もしないのでは先程と同じになってしまう。惣一郎はせめて敵から目を離さないように目線を銀から紅蓮に向けた。その行為、その時の記憶が今後この【鬼】と対峙する度に障害になるとも知らずに…。目線を向けた先、バケモノとは思えないほどの温かい、人間のような笑みがあった。惣一郎は再び囚われてしまった。この目の前にいる者が仲間を殺してきた敵である【鬼】だということはわかっている。だが、こんなにも綺麗で温かいのは何故であろうか。敵の笑みにこんなにも心が安らいでしまうのは何故であろうか。頭の中にいろんな疑問が浮かんでは消え、浮かんでは消えを繰り返しているうちに惣一郎は無意識に笑顔を返してしまっていた。ここまでの間、惣一郎はただずっと紅蓮のことを見ていたが紅蓮にはそう見えなかったのだろう。銀のことを考えて意識を他の方に飛ばしていると考えたのであろう。紅蓮の手が再び惣一郎の頬を再び包み込む。鼻に付くきつい鉄の臭い…その臭いのお陰か紅蓮にだけに集中してしまっていた、囚われていた感情と頭が動き出す。それと同時に目の前の鬼の頭から綺麗な赤が弾けた。沢山の妖怪に関わり、仕事をしてきた惣一郎ではあるが陰陽師としてはまだまだ若造なため、戦闘経験は少ない。そのため、次から次へやって来る情報を整理、理解するのに精一杯で目の前の光景をただ黙って見つめるしかできないでいた。


ある程度頭が情報を整理し終わりスッキリすると、銀と紅蓮の戦闘に関して考える余裕が出てきた惣一郎は自分から戦闘に参加することをせずにただ見ていた。経験不足な自分でもわかる。この二人の戦いは自分が入ったら逆に銀の負担になってしまうほど激しく、今の自分には到底真似できないものであった。

「いてっ…すみません銀先輩。今、俺は自分の力不足と、知識不足を痛感しています。」

暫くして大きな音が路地に響き渡る。その音は二人の戦いに完全ではないけれども決着がついたということを示していた。合気道の要領で相手の力を己の力に変え鬼を投げ飛ばした銀は悪態をつきながら、ゆっくりと惣一郎の方に歩みより手を掴むと惣一郎を立たせた。立った惣一郎は銀にお礼を言おうと口を開こうとした瞬間鼻頭を弾かれ、驚いた顔をし、弾かれたところを手で押さえる。少しの間沈黙。後半、正直なところ銀が何をいっているのかわからなかったが、前半の部分に関しては銀の言う通りであると反省の色を滲ませ、惣一郎はまだまだ自分は半人前であると心のなかで自分に言い聞かせているのか目線を下にずらし日本刀の柄を手が黄色くなるほど強く握りしめていた。






※背後(お待たせしました。まさにヒロインポジですね(笑)織レベルにはならなくていいからもっと男らしくなってほしい私がいます…。何て羨ましいんでしょう!優しいお言葉ありがとうございます。いつもいつも背後様の言葉に救われております。本当にありがとうございます。)

58:銀・紅蓮 2018-01-17 08:20:20

まだどこか夢の中にいるように意識、思考が安定していな惣一郎を見て、「参ったなぁ…」と呆れたようにため息を付いた後、懐から煙草を出し火を点け一服したのちに、不意に惣一郎の顎を右手ですくいこちらを向かせる。いったいどうしてこちらを向かせるのかと言うように目をぱちくりさせる、惣一郎の瞳と自身の瞳が重なれば困ったように笑って見せる。

「あ~…済まないな。年頃の奴にすることでも、男同士でもするもんじゃねぇって分かってるんだが、その…なんだ、後で親父さんに言うなりなんなりしてもいいが、今だけ我慢しろ」

バツが悪そうに言葉を紡いだ後、薄い銀の唇が深く惣一郎の唇を奪った。紅蓮の時とは違い、胸を押すなど抵抗をする身体を腰のところを抱いて引き寄せ、深く舌を探り入れる。慣れているのだろう、奥へ逃げようと縮こまる舌を絡めとり、より深く舌を絡めてゆく。途端に、煙草の苦さが口いっぱいに広がっていく。どうやら気付けの意味のある薬効煙草のようで惣一郎の思考は甘く暖かな泥沼のような微睡から意識を引き上げていくようだ。浅く熱の籠った呼吸を唇の隙間から漏らすようになるのに気づくとようやく銀は唇を離した。新しい酸素を求めるように呼吸しふらふらとする身体を抱き締め、背中を何度もポンポンと優しく撫でてやる。

「本当に済まねぇな、恨むなら俺を恨みな…でもな、鬼の魅了からお前を覚ますにはこれしかねぇんだよ。しかも、あの鬼はまだ若い。無意識に魅了したんだろうな…これが嫌なら、もっと強くなれ惣一郎」

言葉は雑だが温もりと親心に似た何かが感じられた。しばらくこうして抱いてやりたいと銀は思ったが、瓦礫の山から飛んできた釘バットに、そう言う場合じゃないことを痛感し、惣一郎を押し倒すように避けると、瓦礫の方へと目を向ける。そこには赤い鬼がたたづんでいた。額の角は長く伸び、黄昏色の瞳は憤慨からか瞳孔が開いている。破れたパーカーの間から見える肌は少し赤みを帯びており、何やら文様が浮かび上がっていた。結っていた赤い髪がほどけ、風もないのにゆらゆらと揺らめいている。怒っている…あの【鬼】は怒っているのだ。口から蒸気の様に息が漏れる。唇の間からは鋭い象牙のように白く美しい牙が見えている。

「はっ!さすが若造だ、キレるのが早い!」

「黙れよオッサン、そいつはさ俺のなの…勝手に俺のもの取るなよ」

「惣一郎は惣一郎だ…てめぇのものじゃねぇつってんだろ餓鬼が」

「ぜってぇぶっ殺す!!」

紅蓮は殴りかかってきた。先ほどよりも、力強くそして早かった。目の前で銀が吹き飛ばされたように惣一郎には見えただろう。しかし、銀に死角はなかった。むしろ意識していた範囲内のことを紅蓮はしてきたので対処できたと言えるだろう。懐に隠していた護符を盾代わりにし衝撃を吸収したのちに、惣一郎に向けて結界を張り、そして、紅蓮が殴った方向に見事に着地しニヤリと挑発的に笑った。その刹那の判断力、決断力、瞬発力は歴戦の戦士の中で一番の強さを誇ると言われてきた北城銀、そのものだった。

「……へぇ、オッサンやるじゃん。でも、俺まだ諦めてないんだよねぇ」

「諦めろって…しつこい奴は嫌われるぞ?」

「一途って言ってよね!」

再び殴り掛かるが、瞬時に避けられ清められた銃弾による弾幕を喰らうが倒れず反撃に出る、避ける、撃たれる、避けるを常人離れした速さで繰り広げられていった。




※背後(紅蓮からの好意と銀への憧憬に似た思いに板挟みになりながら、紅蓮を倒すか否かで葛藤しながら強くなって欲しい気持ちがあります(笑)そして、銀ルートへのフラグと一人芝居の戦闘申し訳ないです(泣)こちらも色々突っ走りすぎでいつも頭が上がりませんので気にしないでください!!)

59:榊 惣一郎 2018-01-20 00:37:45

※背後(ここ数日返せなくてすみません。もう少し待ってもらえると助かります。明日か明後日には必ず!)

60:銀 2018-01-21 13:15:10

(お仕事頑張ってください!!返信待ってますね!!)

61:榊 惣一郎 2018-01-26 02:06:26

それをする以外に今、自分ができることはないと思い込んでいるかのように腰にある日本刀の柄を握りしめながら惣一郎は自分の世界に入っていた。今、このような戦場で相手が銀の攻撃によって一時的に動かないでいるからといって、そのような行動に出ることは素人の目から見てもよろしくないとすぐにわかる。戦場に何度も足を運び、色々な経験をしたことがある人間なら尚更そう思うはずだ。まだ場数は少ないものの後者であるはずの惣一郎だって普段ならそう思っていただろう。しかし、今日の彼はそう思えなかった。この状況に、自分が本日犯した失敗と未熟さに色々な負の感情が頭のなかを満たし、その感情に今の彼は飲まれてしまっていたからだ。沈黙。鬼も銀も惣一郎も誰も一言も喋らないせいか、この薄暗い居心地の悪い路地はさらに居心地の悪いところと化した。それを、その沈黙を破ったのは銀であった。惣一郎に対して銀が放った「参ったなぁ…」という場違いなほどにゆったりとした声は小さな音ではあったがこの空間にすぐに広がる。その声に無意識に反応する惣一郎。惣一郎は思考が違うところにとんでしまっているからか強い意思をもった瞳を銀に向けるのではなく少し濁った瞳を向けた。銀がその定まらない瞳を己にしっかりと向けるために顎に手をやったことが自分の世界から出てくるきっかけになったのだろう。惣一郎の瞳は少し濁りがなくなり今の状況を理解してないためかゆっくりと数回まばたきをした。

「先輩が何をいっているのかわかりっ…!?」

バツが悪そうに言葉を紡ぐ銀。今の状況を理解できていない惣一郎。……。これ程までに相手の言葉が理解できなかったことなどない惣一郎は、銀の顔を見ながらまた数回瞬き。とりあえず状況理解は後にして相手の言葉だけでも何が言いたいのか確認しようと口を開く。しかしその途中でその行動は強制的に止めさせられてしまう。なぜなら、言葉を発するための口を銀の唇によって塞がれてしまったからである。惣一郎は最初、突然のことに動けないでいたが、先程の鬼とは違う長く、深い口付けに抵抗せずにはいられなかった。当たり前だろう、鬼から受けた口付けが今までの人生で初めてしたものであった惣一郎にとって、いきなりなんの準備もなくされた深い口付けはただの恐怖でしかないのだ。未知のものでしかないのだ。惣一郎は自分のできる限りの抵抗を試みるもそれは逆に銀の行動を加速させただけでいっこうに終わる気配がない。生理的な涙が惣一郎の頬を伝い、少しだけ恐怖心とは違う感情(快楽)が浮かび上がり始めたときやっとその行為は終わり惣一郎は浅く早い呼吸をしながら必死に体を支え熱のこもった顔で銀を見上げた。銀がある理由で行ったこの行為は逆に違う理由で惣一郎の頭のなかをかき回しさらに混乱させるものであったが、その理由もなにも知らない惣一郎は黙って見つめるしかできないのだ。数秒の沈黙が流れる。ここまで頑張ってたっていた足はさすがに初めての刺激に耐えられなくなったのか体がゆっくりと前に倒れ、それを優しく支えられると惣一郎はなにもわからなくてもとりあえず安心したのか小さく息を吐いて銀に体を預けた。


「…俺のことを思ってしてくれた行為に対して、怒ったり、先輩を恨んだりするなんてことはしませんよ。俺の方こそすみません。俺のせいで先輩にこのようなことをさせてしまって…。はい、頑張ります。」

息が整いしっかりと立てるようになったところで銀が話し始め、それを聞いた惣一郎は優しい笑みを浮かべた。


※背後(あー悩ましい。(笑)大丈夫ですよ。いろんな展開、描写があって自分にはできないことですから感心しながら、また、楽しみながらいつも読んでいます。中途半端な返しになってしまいますが、これ以上待たせるわけにはいきませんのでこれで返させていただきます。必ずとかいいながら全く守れなくて申し訳ないです。これは言い訳にしかなりませんが、仕事(徹夜)続きで弱っていたんですかね…インフルにかかってしまいました。だいぶ体調が戻ってきたので返そうと思い今回返しましたがうまく頭が回らず…。こちらの都合でいつも迷惑をかけてしまい申し訳ありません。あと、いつも優しいお言葉をありがとうございます。)

62:銀・紅蓮 2018-01-27 03:03:24

銀が惣一郎に深い口付けをしてからしばらく銀と紅蓮の戦いは続いていた。力はほぼ互角なはずだ、しかし紅蓮の方が明らかに体力の消耗が激しく息が少しずつ上がっていくのが見える。対して銀の方は体力も気力も十分で、薬効煙草を吸いながら片手に持った銃の銃口を常に紅蓮に向けている。二人の戦い方には大きな差がある。ただ力任せに戦う紅蓮に対して銀はその力を使い、合気道の要領で紅蓮の力を己の力に変えて反撃していたのだ。【鬼】との白兵戦。普通の陰陽師ならすでに死んで食われているだろう。しかし、銀は死なずにこうして余裕で立っている。そこはやはり経験と戦いのセンスが物を言うのだろう。額に汗を滲ませながら紅蓮は銃口を向ける銀を睨み付ける。今までにであったことの無い強敵に【鬼】として負けている悔しさと、十分に戦える相手との出会いに喜びがせめぎ合っていた。ここはこのまま戦っていてはいずれ負ける。そう察すれば撤退を余儀なくされる。一歩、脚を引き後ろに飛びのき距離を取ると華麗に跳躍しビルの降り立つ。そして、二人を見下ろす。

「…あんた、ホントに強いね。気に入ったよ、オッサン。でも、そいつは俺のだから!!絶対にあんたから奪うから!首洗って待ってろよ!」

「はっ、クソガキがほざいてんじゃねぇ、絶対渡さねえしてめぇは俺が始末する。いいな?」

拗ねたように銀を睨み付けた後、紅蓮は惣一郎に目線を移す。目線が交わると寂しそうな、大好きなおやつを前に待てと言われる子犬の様な目を向ける。

「あんたの名前、ソウイチロウって言うんだな。俺は紅蓮。覚えてくれたらすげぇ嬉しいから…その、絶対、あんたを攫うから!だから、待ってろよ!」





※背後(お久しぶりです!返信が来ないので心配してました(泣)インフルエンザ、大丈夫ですか?無理せずゆっくり治してくださいね?今後の展開としては紅蓮との戦闘はここで一旦終わります。この後はまた竜胆たちに視点を戻し、陰陽師組と接触しようかなと思います。物語を進めていく中で黒幕的なものを考えているのと、今後の展開で厨二感が増すかもですが…)

63:榊 惣一郎 2018-02-01 22:36:53

※背後(まともに返事もしていないのにこのようなことを言うのは本当に申し訳なく思っているのですが…もう少し返事を待ってもらえると助かります
少しバタバタしていて今ちゃんとした返しをできそうにないので…。いつも待たせてばかりですみません。背後様が私のような迷惑な人は嫌だと思ったときはいつでも言ってください。せっかく素敵なスレなのに私のせいで動きが遅くなったり、背後様が楽しめないのは悲しいですから)

64:北城 銀 2018-02-03 01:26:13

※背後(月末ですし気にしてないですよ(笑)お互いに社会人同士ですし、趣味の一環の様なものですから、仕事を切ってまではしなくても大丈夫ですが、一段落したらまた返信してくださいね。待ってますから。お仕事大変でしょうが身体を壊さないよう無理なく頑張ってくださいね!)

65:榊 惣一郎 2018-02-13 22:00:11

※背後(お久しぶりです。長い間お待たせしてしまって申し訳ありません。明日からは今まで通り返せそうなので今日はその報告に来ました。それと、背後さまのキャラが三人に対しこちらが二人なのはカップリングが出来たときに一人あぶれてしまうことになってしまうのでこちらももう一人増やせたらなと思うのですがどうでしょうか?)

66:北城 銀 2018-02-13 23:11:56

※背後(お久しぶりです!お元気そうでよかった…!そうですね…作っても構いませんし、三角関係…ちょっとあれな感じですが3Pでも美味しいかなと思います(笑)あれからちょっと今後の展開を考えたのですが、日常パートの後、黒幕さんとその部下さんを動かそうかな、と思っています。私は多人数キャラどんと来いタイプなのですが、背後様は大丈夫でしょうか?無理そうなら黒幕さんオンリーにします…ちなみに私はヒーローより悪役に萌えるタイプです(笑))

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