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【特殊内容】愛をあげるから、首輪を頂戴【裏受け様募集】

最終更新 2019/01/17 23:11:38
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1:犬 2019/01/14 23:09:21 作成

※内容が少々特殊なので、地雷のある方はここでブラウザバックを。

………

時代・地域などは完全自由。
ある時瀕死の怪我を負った犬を助けた貴方と、不定期に人間姿に変化してしまう犬のお話。

募集は犬を助け、後々犬の飼い主となる方を1名。
レスの頻度は即レス〜一日に一度以上。数日犬の返信が遅れてしまっても寛大な方。

飼い主となる方には、物理的な面と精神的な面の攻め。包容力があったり、犬を首輪で拘束したり、自分の側から離さないような愛情を求めています。
犬は飼い主となる方だけを信用し、信頼し、飼い主からの束縛に歓喜し、常に共にあり、定期的に訪れる発情期には溢れるばかりの愛を注ぎます。裏では完全攻めです。

物語は獣状態、人語は話せない状態で進むことが多く、人型の裏、日常もありますが獣姦もあり。

◆犬
獣状態:黒い毛並みの大きな犬。瞳はアイスブルー、パッと見は狼や犬狼のような外見。子供くらいなら背に乗せられそう。初期は傷つけられた過去により警戒心が強い可能性大。衝動的に噛み付いて怪我をさせる可能性も。後々飼い主大好きな忠犬に。
人状態:黒髪の少し癖っ毛な青年。人間姿になるのは意図的ではなく自分で制御できない。人間の知識に疎く、獣の時と同じ思考で力技でなんとかしようとしたり、獣状態の時と同じような行動をすることが多い。

過去に何があったのか、何故瀕死の傷を負っていたのかは語らない、語れない。否定されること、愛情のない暴力、裏切りの気配などに敏感で、いくつか地雷もある。
地雷の踏み抜き方によっては、無理矢理抱いたり、パニックを起こしたり、正気を失い噛みつくなどをして怪我をさせる可能性大。

萌:飼い主からの家族扱い/甘やかし甘やかされ/噛み癖/所有印/独占欲/特別扱い/お互いが幸せな日常

萎:他の犬への浮気/女々しすぎる性格/与えられたがり/修復できない喧嘩や暴力


希望してくれる人はプロフィールと簡単なロルテを。時代背景や人外設定、和風設定、軍人設定などはすべて自由。良縁願って。

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6:犬 2019-01-15 17:12:10

こちらこそ、問題てんこ盛りな犬に興味を持っていただきありがとうございます。よろしくお願いします。

そうですね。ぼんやり考えていたのは、現実的すぎる、ガチガチの現代日本設定だと犬の特異な性質的に話を進ませづらいかもと思っていた程度なので、ファンタジー寄りの世界、イアン様の旅する先でいろんな国を見られるのはとても素敵だと思います。
プロフィールも好みのど真ん中だったので、全体的に変更してほしい点などはありません。どストライクです。

犬の設定について、要望などはありますか?思いついた先から書き込んでしまったので、この設定は地雷だとかやめてほしいなどあれば削らせていただきます。

7:イアン 2019-01-15 21:43:05

それなら良かったです!殺伐とした感じもほのぼのとした感じも楽しめればと思います。国や街などの設定色々と妄想しておりますがまたその都度ご相談させてください。
プロフ変更なしで大丈夫とのことで、かなり趣向が似ているのかなと安心しております。

ありがとうございますこちらこそどストライクです。地雷も削る部分も一切ございません。
1つ確認させていただきたのですが、こちらからの噛み付きや軽い首絞め(人間時のみ)などはいかがでしょう?好みでなかったらしませんので。

8:犬 2019-01-15 22:11:24

旅する国によって、ほのぼのしたり問題が起こったり、いろいろとイベントもできそうですしすごく楽しみです。その時が来たら国や街の設定聞かせてください、楽しみにしています。
確かに、趣向が似ているかもしれないですね。これから一緒に物語を紡ぐのが楽しみです。あっ楽しみばっかり言ってますね…!

犬の設定に地雷はないとのこと、安心しました。
犬への首締めや噛み付きなど、大丈夫です。寧ろかなり好きです。四肢切断などの修復不可能な過度の暴力、ひたすら傷つけるだけで愛はない(虐待)とかでなければ、地雷ではありません。首輪と紐で国の中を歩くことになっても、信頼関係が築かれていれば犬は喜んで喜んで従うと思います。

9:イアン 2019-01-15 22:28:55

こちらも諸々楽しみです…!ややご都合的になりますがお互いにやりたいシチュに見合う雰囲気の旅先にしていければ。

良かったです!首輪の代わりに首絞め跡とか、首輪を外した犬くんへの躾に…とか独占欲や執着の上での軽度の暴力を考えておりますので、挙げられている地雷は踏みませんのでご安心ください。
繋がれても喜んでくれるほどの信頼関係を築けるように頑張りたいです。もちろん、まだ警戒心剥き出しの犬くんとの絡みも楽しみにしております!

ロルの長さはどうしますか?此方はばらつき有りますが、長考気味ですので提出したロルテ以上の長文になると即レス時でもお時間頂くかと思います。

10:犬 2019-01-15 22:51:06

独占欲からの首締め跡とか躾とかは大好きです。犬のキャラ性格的には、初期は地雷となってしまい拒絶するかもしれませんが、一緒に生活していくと逆に目に見える形で残っていることにじんわり喜びを噛み締めてそうです。地雷はキャラのなので、背後の地雷は全然踏みませんのでご安心ください。あと、ご配慮ありがとうございます。

初期は警戒心の塊になってしまいそうですが、犬の方もイアン様にいろいろな姿を見せられるよう頑張っていきたいと思います!とても楽しみです。

ロルは此方もバラつきがあると思いますので、その場面場面で短め、長めとやりやすいようにしてもらえたらと思っています。此方もレスはあまり早くないと思うので、お気になさらないでください。

あと、折角書いていただいたので、開始はイアン様の>>2にあるロルテの文章に此方が続けさせていただきたいのですが、大丈夫でしょうか?
出会いの場面からではなく、既にある程度の時間一緒に生活している設定などが良ければ、それに合わせて書いてこようと思っていますが、希望などはありますか?

11:イアン 2019-01-15 23:20:25

んんん犬くん可愛いです…!なるほど、背後様の地雷と勘違いしておりました。犬くんの方の地雷は、初期は知らずに踏んでしまったり、依存関係に陥った後は態と踏んだりとしたい所存でして。

そうですね、その都度雰囲気や流れにに合った分量の描写の方がとてもやりやすいです。ロルの長さの方了解です。ありがとうございます。

それでは是非続きからお願いして構いませんか?
勿論やっていくうちに別シチュがしたくなったら違う場面に飛ばしてもいいですしその都度臨機応変に、ということで。何かあればご遠慮なくなんでも仰ってくださいね。

12:犬 2019-01-16 00:06:24

あああ紛らわしくてすみません…!背後が嫌なのは>>1の萎の内容と思っていただけたら助かります!
知らずに踏まれるのも、知っているのにも関わらず踏み抜かれるのも大好きです、犬の拒絶は気にしないでやってしまってください、なんて。

了解しました、ありがとうございます。また何かあればその都度背後として質問させてもらいますね。
以下、>>2の文章に続かせていただきます。最初なので少し量が長くなっています。



……グ…グル、ル……ヴヴ……
(人間。人の匂い、柔らかい声。聴覚を擽ぐるそれに手放しかけていた意識が繋ぎ止められる。死にかけの獣のような、ゼイゼイと血が絡まった浅い呼吸音。地面を濡らす赤と同じもので冷たく湿った脇腹を波打たせ、気を抜けば焦点を失う氷青の瞳に敵意と警戒心を滲ませ声の方向へ目を向けた。自分を害する人間から逃げ延びるため森へ入ったが、血を流しすぎた身体は上体を起こし牙を剥くこともままならず、接近を許してしまった人間に呼吸の合間に威嚇の唸りだけを上げて。傷付き弱った身体では咄嗟に人間の行動に対応できず、目の前にきた指先に意識が向いた瞬間には、どこか甘ったるい香りにぐらりと意識が揺れていた。ぐら、ぐら、呼吸をするたび睡眠剤の匂いが嗅覚に触れ、獣の頭が睡魔を拒むように揺れる。牙を剥きより大きく唸り声を上げたつもりだがどうだろう。しかし衰弱した身体では長く抵抗は保たず急速に意識が刈り取られていき、ドサリと身体を横たえてしまった。既に、痛みは感じない、ここで、殺されてしまうのだろうか。底なしの沼に足を取られたように、深く、深く、意識は暗闇の中に沈んでいき。)

13:イアン 2019-01-16 00:55:34

いえいえいえ、読解力が完全に足りておりませんでした!了解です。
お言葉に甘えて嫌よ嫌よも…とか思いながら、容赦無く踏ませて頂きます。

ロルの方、早速処置後から犬くんが起きるところまで飛ばしております。本日はこれで失礼しますね。既にお休みになられているかもしれませんが、お疲れ様でした。



…大丈夫、おやすみ。(そう囁いた後でもしかしたら彼にとって自分は死神か何かに見えてしまうかもしれない、と思い至り可笑しくて微笑んでしまう。最後まで唸り威嚇を辞めなかった彼が意識を失った所で怪我を避けて頭をひと撫でしてから傷口に視線を移し、感覚を鈍らせる薬を数滴垂らして清潔な布で傷口を押さえながら待つ。黒い毛並みでは分かりにくいが一際深いこの傷以外にも大小多くの傷があるようで鋭利な切り口は獣の牙や爪によるものではなく、人間が負わせたものだと想像に容易い。麻酔が効いた頃に改めて傷口の内部を見れば、幸い筋肉の筋や内蔵まで傷めておらず無意識の内に安堵の溜息が出る。縫合用の糸を短い針に通し鉗子で一針一針丁寧に流れるような手付きで縫い合わせていく内に息を忘れるほど集中していて)
───…ん、こんなものかな。骨が折れてないかが心配だけど。
(1時間程で処置を終えると、包帯塗れになって薬草の香りを漂わせた姿を満足そうに目を細めて見つめ。衰弱している彼が起きてからがまた大変そうだ、と独りごちつつ今度は火を起こし小振りな鍋で湯を沸かしながら携帯食の干し肉を細かく千切って放り込んで)
もう夕刻ぐらいかな……君が起きる時には夜が来ているかもしれないね。

14:犬 2019-01-16 01:22:21

了解しました、此方も犬が目覚める場面から書かせていただきます。今日はおつきあいいただきありがとうございました、おやすみなさい。



……ゥ…
(深い水底を漂うような感覚。溶けた自我を再び目覚めさせたのは、深い森の匂い…様々な種類の薬草の匂いと、パチパチと何かが爆ぜるような音だった。薄っすらと瞼を開け、今まで体験したことのない眠気、のような、頭の中に気怠さのようなものを感じながらキョロリと氷青の瞳を動かす。意識を手放す前と場所は変わっていないようだが、辺りはすっかり夜に飲み込まれており、遠い空には無数の星々が輝いていた。パチ、また音が鳴る。夢の中でも聞こえていた音だと今度はそちらへ顔を向ければ、火のそばで暖をとっている人間の姿が視界に入った。…寝起き故に鈍い思考が一気に明瞭になり、意識せずとも逃げを打つように身体が動く。何故か、あれほどこの身を苛んでいた痛みは弱まっている。今なら、逃げ切れる気がした。しかし、多量の血を失い、数時間前まで生死の境にあった身体は思考とは裏腹にそう簡単に動かせるものではなく。また、傷が開かないようにだろう丁寧に巻かれた包帯によって動きが制限され。結果、目覚めた時から位置はそのままに、身体の下敷きになっていた草をガサリと鳴らし、人間に自分が目覚めたことだけを教えることとなってしまって)

15:イアン 2019-01-16 12:52:46

(時折まだ眠る犬狼に気を配りつつ、ぼんやりと炎の色を眺めては爆ぜる心地の良い音に耳を傾けてゆったりとした時間を過ごす。本来の予定とは違うが急ぐ旅路でもない、此処で会ったのも何かの縁だと勝手に問題なく動けるようになるまで看病してやろうなんて考える。彼が起きたことを知ると自然と顔が綻び、静かに声を掛けて)
……やあ、起きたかい。まだ、感覚の戻りきってないだろうけれど、酷く痛む場所とかは無い?(念入りに確認はしたが、身体の事は本人に聞いた方が早いだろう、知能の高い獣であれば言葉をある程度理解出来るが彼はどうかと首を傾げながら尋ねてみる。ちょうど煮込み終わり、硬い干し肉は鍋の中でふやけて粥状に柔らかくなっている。その中に粉末状にすり潰した香りの少ない薬草を混ぜ混めば火から下ろして皿に盛る。緩慢な動きで相手の元へと近付き、中身を冷ますように匙でかき混ぜてそのまま最後に相手に見せながらぱくりと一口、毒味をすれば皿を口元に置いて)
どうぞ、食べられるなら食べなさい。

16:犬 2019-01-16 14:20:42

っ、……ヴゥ…ヴヴヴ……!
(気付かれた。夜闇に揺れる炎を映した瞳が自分を捉えて、まるで安堵したかのようにゆるりと表情を緩める人間に、一瞬、犬の時が止まった。人間は、こんな顔をするのか。…いや、いやこれは自分を欺くための演技に違いない。人間なんてモノは、どの生き物よりおぞましい獣を胸の内に飼っている。人間など決して信用してはならないと、無数に刻まれた傷がズクンと疼き、犬の心を雁字搦めに縛る。…穏やかな声で尋ねられた言葉には、敵意と拒絶するような唸り声を。不自然なまでに痛みが弱まっている理由、自分を死に至らしめるはずだった傷が手当てされているのはやはり目の前の存在が行なったことのようだが、一度は自分を死の淵まで追いやった者たちと同じ生き物を、助けられたからといって簡単に信用することはできなくて。しかし、拒絶する心とは逆に、衰弱している身体は正直だった。失った血を戻すため、体力を回復させるため、身体が食物を、水を求めている。水と肉の混ざったような匂いに、口内にじわりと唾液が滲んだ。此方を警戒させないためだろう、ゆっくりと距離を詰め、危険はないと身をもって教えるように皿の中身を食らう人間。…どうして。どうしてこの人間はこんなことをするのか理解できない、混乱、する。動けない自分のために近くに置かれた皿と、やはり人間らしからぬ穏やかな声で話す男に、信じていいのか。けれどこれで信じてはもっと苦しむことになるかもしれないと、飢えの滲む氷青の瞳がゆらゆらと揺れ、)
……ヴヴヴー…ヴゥ…ー………

17:イアン 2019-01-16 21:35:00

ふふ、威嚇が出来るくらいには元気が戻ってよかった。その食事には痛みを和らげる薬草も煎じてある。少し熱いかもしれないから気をつけて……と、あんまりじっと見てたら食べ難いか、ごめんね。
(恐ろしい唸り声も彼が死から遠のいた証拠だと思えば微笑みは失せることなく、返事が無いのを良いことに話を重ねていく。ふと彼の睨んでくる視線に合わせればその氷のような美しさを持つ瞳を見つめ。警戒と怯え、そして迷いだろうか、少なくとも敵だと断定されない程度にはまだ彼は人間を見捨て切ってはいないようだ。)
さてと…あっちで、一眠りさせてもらうことにするよ。この辺りには獣除けをしてあるから君も食べ終えたら安心して眠って大丈夫だからね。
(また先程の場所に戻ればランプに火を移してから焚火の炎を消す。少し闇が深くなるが月明かりが眩しいお陰で真っ暗と言うほどでも無くて。休むと宣言しても、いくら衰弱気味とて相手は獣。旅をする上で彼らを怒らせる危うさは十分に知っている…が、思いの外処置に集中力を使っていたのだろう、彼の無事が分かった途端に思い出したかの様に疲れがじわじわ身体を蝕み木の幹に保たれる様に座り厚手の布を纏うと無防備に意識を手放して。)

18:犬 2019-01-16 22:27:39

……グル…グルル……、…グゥ……、…
(敵意を向け、牙を剥いても一向に怒る様子を見せない人間に、唸り声が徐々に消えていく。合わさった視線、男の色素の薄い瞳は炎の色を受けて淡く輝いて見え、その中に自分を害そうと考える色は見つからなくて。…わからない。人間は、信じてはならないはずなのに。この男を見ていると、どうすればいいのかわからなくなる。拒絶する心と、僅かに警戒が解けかかっている心がせめぎ合う。
やがて人間が元の位置に戻れば、知らず緊張していた身体から強張りを解いた。焚火が消され、静寂と闇が辺りを包むと、程なく男のいる場所から静かな寝息が聞こえてきた。軋む身体を起こし、其方を見れば月明かりのお陰でぼんやりと見えた男の姿。近くに己を殺しかねない存在がいるというのに、警戒する様子もなく、無防備に眠る相手を暫しの間見つめる。
この人間は、自分を傷付ける様子はない。置かれた皿の中からも、嫌な臭いは感じない。ならば、と。まだ、微かに湯気を上げる皿に鼻面を触れさせると、柔らかく煮込まれた肉をはぐりと食らう。久し振りにありついた食事は何故かひどく美味しく思えて、……少しだけなら、信用してもいいかもしれないと。この人間なら、もう一度だけ。)

19:イアン 2019-01-17 00:10:56

……ン……、……(蕩けていく意識の中で一口でも食べているのを確認すればよかった、と後悔してももう遅い。回復する為には食事は必須だし、目を覚ました時にまだ残っていたとしたら無理矢理にでも…と少しばかり物騒ではあるが、寸前まで出会ったばかりの傷付いた犬狼の事を考えて。そんな寝入りの所為だろうか、夢にまで彼が出て来た。2人きりの何も無い空間でぴたりと寄り添い、黒い毛並みを楽しむ。撫でてやると喜ぶ犬狼に気を良くして更に続けていればふと、首元を撫で其処に何も縛ることが無いことに気がつく。…いけない、と無意識に両手で作った輪を首に回し真綿のようにゆっくりと優しく、次第に強く締め付けて……彼の表情は見えず視界は黒に覆われていく。)
…ッ!……は…、夢…?なんであんな………、ん…あれ、なんだったかな……。(ビクリ、と身体が意思とは関係無く震えて夢から無理やり覚める。直ぐに覚醒し切らない頭は夢の内容を手放してしまった様で、幸せだったような、はたまた夢見が悪かったのかも思い出せず。薄ぼんやりと明るくなった空はまだ朝に成り切っていないが深呼吸をしている内に目が冴えてしまった。犬狼の容態が変わっていないことと、空になっている皿を見て頬が緩み近くにある川で魚を取ってこようと静かに立ち上がりその場から離れて)

20:犬 2019-01-17 00:42:37

……?
(いつの間にか、うとうとと微睡んでいたらしい。不意に鋭く息を飲むような音が聞こえ、意識が浮上した。空になった皿の近くで身を横たえたまま薄目を開ければ、夢現、悪夢から覚め混乱しているような人間がいて。明け方の静かな森に、人間の荒い呼吸の音ばかりが響いている。…完全に気を許したわけじゃない。しかし、あの人間が眠っている間にこの場を離れなかった時点で今更威嚇してみせるのも逃げ出すのもおかしく思え、気付かれないようじっと狸寝入りを続けていれば、極力音を抑えた足音が遠退いていくのを感じ、今度はパチリと氷青の瞳を開けた。
何処へ行くのだろう。後ろ姿は既に見えず、風に混ざる人間の匂いだけが頼りだ。荷物は置いたままのようだから、また戻ってくるのだろう。…だけれど、シンと冷え込んだ朝の空気の中に、人間の匂い以外があることにも気づいていて。昨晩の獣避けの効果が切れ始めたのだろう。ここは風下、弱った獣の血の匂いに誘われて出てきたわけではなさそうだが、気になるのは人間の行った方向の方から、複数の獣の匂いがすることで。氷青の瞳が揺れる。どうなろうと知ったことではないと、心が叫ぶ。けれど、…けれど、それで良いのか。本当に良いのだろうか。人間は許せない。あの男も信用し切れない。だけど、一度この命を救った相手が、自分の目の届かない場所でほかの獣たちに食い殺されるのは、…寝覚めが悪い。気分が、悪い。
横たわった身体を起こせば、縫い合わされたばかりの傷口が突っ張り、鈍い痛みが広がる。しかしそれだけだ。気が狂うような痛みは、あの人間が癒し、今はもうない。よた、よた、と大きな身体を不安定に揺らしながら、目指すのは先程人間が向かった方向。ほかの獣などに食わせてやるものか、…それだけは許さない、なんて、そんなことを考えながら)

21:イアン 2019-01-17 01:45:23

(川辺に網を掛けながら暫く待つ間、やけに頭の中はすっきりと1つのことだけしか考えられない。夢を覚えて居ない癖に幸せとも焦りともとれる高揚した感覚には覚えがある。…決まってこんな風になる時は誰かに執着してしまう前だ。自覚は薄いがイアンの執着心は他人のそれよりもかなり重たく、強く、大きい。幼い頃からいつもその所為で周りを不幸にばかりして来た苦い経験は心の中にあり、暫くは誰にも迷惑を掛けないように関心を保たないよう心を遠くに置き、渇きを訴える欲望をなんとか誤魔化してきた。その努力が泡になってもいいのか、いや相手は獣で孤独そうだから上手に依存に持ち込めれば…と打算と欲求、湧き上がり始めた異常なほどの執着心をどうしようかと、ドロドロとした内容の割には淡々と思考を巡らせる。ふと川を覗けば運良く3匹の魚が掛かっていた。)
…それにしても、今まで人間以外に執着したことなんてないのにな。諦めるにせよ、………望むにせよ…勝手が分からないや。………ッ(ぼんやりとしたま戻ろうと引返せば、パキッと踏んづけた枝が折れる音で思考の渦から意識を戻す、目の前の茂みから彼ではないだろう獣の気配をそれも複数感じて。獣除けの効果が弱まる時間も忘れ森の中でうっかりしすぎたと冷や汗を流しながらも、冷静に敵を刺激しないように慌てるそぶりは見せず、手に持った魚を網ごと地面にそっと起いて、そのまま一歩、また一歩と後退る。目的は魚であって欲しいという願いは虚しく、鋭い視線はまだ自分自身に向けられているようで、賭けに近いが逃げ出そうと脚に力を込めた瞬間茂みが大きく揺れ反応する暇も無く2頭の獰猛な獣が襲い掛かって来て)

22:犬 2019-01-17 07:50:10

(早朝、というのは夜を住処にする獣たちがもっとも面倒な時間帯だ。夜の間に餌を取れず、飢え、苛立ったまま寝床に戻る時間帯。そんな時に自分の血の匂いが僅かでもついた人間が、ふらふらと歩いていれば。私はここにいます、どうぞ食べてくださいと言っているようなものだろう。眠りから目覚めかけた小さな獣たちはこの時間こそ息を殺し、太陽が高く昇るのを待っているのだ。
自分の身体に染み付いた薬草の香りで、上手く鼻が効かない。川が近いらしく、その強い水の匂いもあって覚えたばかりの匂いが掻き消されてしまいそうだ。それなのに複数の獣の匂いだけは嫌に強くて、知らず足は早まっていき。やがて森の切れ目、川に面した開けた場所に出、疲労した視線を巡らした時。今いる場所から少し離れた場所で、2匹の大型の獣に飛びかかられている人間の姿が、氷青の瞳に映った。自分でもよく理解できない衝動が、身体を走り抜ける。思考が焼き切れていく。気が付けば鋭い痛みを発する身体を無視し、殆ど全速力で走り出していた。獣は2匹、片方でも放っておけば、牙も爪もない人間はすぐに食い殺されてしまいそうで。
久方振りの餌を見つけた獣たちは、自分の接近に気付いていない。それは好都合と、無防備に背中を見せる片方に飛びつき、その毛皮に深く食らいついた。ギャン!と耳障りな悲鳴が上がり、めちゃくちゃに暴れて逃げ出そうとする獣に唸り、人間から引き剥がしていく。人間に夢中になっていたもう片方の方も悲鳴によって異変に気付き、突然の闖入者を追い払おうと此方に飛びついてきた。…めちゃくちゃに暴れる獣と、口が使えず応戦できないのをいいことに噛み付いてくる獣。激痛が走り、何かがぬるりと溢れるのを感じる。だが、これでいい。応戦すべき明確な敵として現れた自分によって、2匹の獣の頭から一時的に人間の存在は消えていることだろう。今の内に逃げてしまえば良い、そんなことを考えながら、獣に噛み付く力を強める。…食い殺してやる。そう伝えるように獰猛な唸り声を上げ、ギラギラと闘争心に満ちた目を向ければ、2匹の勢いが明らかに萎んだ。追い討ちをかけるように一度、二度と獣たちにその牙を振るってやれば、きゃんきゃんと悲痛な悲鳴を上げながらようやく背を向けた獣たち。
一気に血生臭くなった森の中。なかなか治らない荒い呼吸を繰り返しながら、背後に庇っていた人間をチラリと見遣る。この血臭の中にあの人間の血の匂いが混ざっていないことを思いながら)

23:イアン 2019-01-17 15:12:06

(目を疑う。まさか、まだ傷が癒えてない筈だ、そんなわけがない、昨日だって此方をかなり警戒していた。一瞬の内に様々な疑問が頭をよぎりながら瞳は大きく見開いてその現実を視界に収める。しかし悠長に驚いている暇は無い、2頭の獣に重傷をおった状態でそう長くは持たないだろうと素早く腰に下げたポーチから護身用のガラスの瓶を取り出すが、劣勢を示す甲高い鳴き声を上げているのは彼以外の2頭のようで。こんな状況でもその圧巻な戦いぶりは美しいと心を打ち、ゴクリと生唾を飲む。獣同士の激しい攻防戦の最中瞳が追うのはギラつき恐ろしさすら感じる氷青の双眸だけ。あれが欲しい、自分だけのモノにしたい…自制では抑えきれないほどの興奮が体を痺れさせる。2頭が恐れをなし居なくなった時に漸く人間でも十分に嗅ぎとれるそのむせ返るような血の濃い香りは酔いそうになるほどで。)
ありがとう、恩返しにしては些か早すぎるけれど、今度は助けられちゃったな…。ッて、い…けない、こんなに深く噛まれていたのかい?ああ…昨日の傷口も開いてしまっているな……痛むだろ、直ぐに治してあげるからね。
(普段から穏やかで飄々としたイアンは感情に左右されることも少なく今だって自分の命の危機を軽く考えていて直ぐに笑みを浮かべる筈だった。しかし、ふと血の香りが消えず、目の前の黒い犬狼は噛み跡を残され怪我をしている事に気がついた途端に動揺して声まで震える。同時に悲鳴を上げていなかった彼の我慢強さと純粋な戦闘力は怪我をしていない状態なら計り知れないものだとゾッとして。遠慮無く駆け寄り新しく出来てしまった痛々しげな怪我を見て自分の所為で…と眉根を寄せて悲しみ、昨日巻いたばかりの真新しい包帯にも所々血が滲んでいるのも確認して支えてやりながらキャンプ地に戻る。手早く、昨日よりも強力な獣避けを張った後で、怪我を十分に消毒していく。獣の牙は菌が多い、やむおえず強めの消毒薬を使うが自ずと痛みも強くなってしまって、イアンは己の力量不足に溜息を吐く。跡形も無くす、と宣言するヘーゼルの瞳は真っ直ぐと、奥底の見えない色をしていて。)
ごめんね、油断してたよ。君の怪我を治すどろこか酷くさせてしまうなんて、薬師失格だ。全部、全部綺麗に治すから。……少し、染みるよ。

24:犬 2019-01-17 17:08:35

(別に、人間に助けられたからその恩を返そうだとか、そんなことを考えて助けたわけじゃない。ただ、この命を繋ぎとめた人間が、目の届かないところで獣たちに貪られるのが嫌だっただけだ。人間に傷つけられ殺されかけた犬が人間に救われたなら、獣に食い殺されそうになっている人間を助けるのも犬であるべきだろう。恩を返したいだとか、感謝されたいだとかを考えるほど絆されてはいない。…ただ。あの他の人間たちとはどこか違う人間が、あの穏やかなヘーゼルの瞳が血に汚されるのが、獣などに食われてしまうのが、嫌だと…そう思っただけ。それ以外にあの男に感情などない。…そうであるはずなのに。
自分を傷つけ、殺そうとした種族である人間。それと同じ生き物である男が、自分が傷つき血を流しているのを見て動揺している。声を震わせ、駆け寄ってくる。それに、犬の氷青が見開かれた。何故、この人間は犬が傷を負った程度でこんなにも動揺しているのか。何故、こんなにも感情を露わにしているのか。この男を見ていると、自分の中にある悪の象徴が、人間という醜い存在が、音を立てて崩れていく。
そのヘーゼルの瞳から逃げるように視線を逸らした先。そこに赤が見た瞬間、氷青の瞳が再度見開かれる。本人はまだ気付いていない様子だが、男の腕には獣たちを引き剥がした時に付いたのだろう、朱線が走っていた。犬と違って毛皮に守られていない白い肌に滲む赤。それに、頭を殴られたような衝撃を感じる。…間に合わなかった。らしくない、人間などに考えるべきでない思いが頭の中をぐるぐる回り、目が離せない。けれど、所詮四つ脚の獣でしかない自分にはどうしようもなく、いっぱいいっぱいな頭は、自分と同じように傷ついている人間が昨晩を過ごした場所へ誘導するのに、まだ嫌悪の拭えない人間の手が身体に触れるのにも対抗を思い出せず、またそれに意識も向けられず、素直に従ってしまい。
やがて昨晩を過ごした場所に戻ると、一時そばを離れた人間が強力な獣除けを張っていくのに緊張の糸が切れたのか、ガクリと四肢から力が抜けた。じくじくと広がる痛みに呻きそうになるが、それより獣2匹を相手にした疲労が強い。再び開いた傷と新しくついた傷から広がる痛みは強かったが、あの人間に出会う前には強く感じていた死の気配は、今度は少しも感じなかった。だから、ほんの少し。休息を取ろうと瞼を落とす。…獣除けは程々でいいから、早く自分自身の腕の傷を癒してほしい。まだ、その傷を舐めて癒すことは出来ないから。なんて、人間に対する嫌悪の消し切れない犬は、薄れる意識の中そんなことを思って。)

──ッ、ギッ、キャンッ!ッ、キャンッ、キャンッ
(そうして、失血による気絶ではなく、うとうとと疲労からの浅い眠りの中にいると、遠くに人間の声が聞こえた気がした。しかし、犬の意識を呼び戻すまでには至らず、意識をより深い場所へ沈ませようとした時。傷という傷に焼かれるような痛みが走り、耐え切れず悲痛な叫びが喉を飛び出した。
眠りの淵から無理やり呼び戻された頭はあまりの激痛に視界に入った男と自分を傷つけた人間たちを混同して、パニックに陥る。痛みから逃れようと暴れ、もがき、拒絶するように悲痛な鳴き声を発する。ぐにゃぐにゃと歪む視界。その中に白く細いものを見つけると、それに鋭い牙を突き立てた。それが目の前の男の腕であること、先程ほかの獣たちに傷つけられた傷を見て、胸に走った痛みなど、正気を失いかけた頭では理解できなくて。…口の中に、血の味が広がる。あまい、熱い、血の味が。)

25:イアン 2019-01-17 23:11:38

……ッ!!………は、だいじょうぶ、だいじょうぶ。(青の小瓶の中からピペットで吸い出した透明な液体をポタリ、と傷口に直接垂らす。珍しい花の実を使ったこの薬は消毒して化膿止めが出来るだけでなく、治りを早めるような効果まであるのだがいかんせん刺激が強すぎるのが玉に瑕。良薬口に苦しという言葉をそのまま体現した希少な薬を惜し気も無く使うことが、どれほど痛みをもたらすかその身を持って知っているイアンは彼が暴れることも想定内で、先の獣らに左腕の袖を裂かれており晒していた二の腕に牙が強く、深く刺さる痛みに呻いてしまいそうになるのをなんとか耐える。右手に持っていたピペットを左に持ち返ると、食いしばっていた方が彼もなんとか刺激を誤魔化せると、噛みつかれたままに彼の頭の後ろに回し、宥めるように指先を毛皮に埋め撫でる。引き伸ばしてもしょうがない、一際鋭い痛みになってしますが一気に薬液をかけてしまい。)
はい…おしまい。…痛かった、ろう…よくがんばったね、いい子だ
(消毒を十分にすれば地面の瓶にピペットを差し込み、ぽんぽんあやすように撫でる手は止めずに続けてつい幼子が苦い薬を飲めた時のように優しい声色で褒めてやり。ふと牙の食い込んだままの自身の二の腕に視線をずられば、今まさに付けられている咬創とは別に一線の赤もあるが、助けに来てくれた彼に驚きすぎて引っ掻かれていた痛みはすっかり忘れてしまっていたようだ。自分の現金さに苦笑が浮かぶ、思い出しても先ほどの獣の爪痕などの比ではない痛みが犬狼に与えられていて、覚悟がなければ気絶も免れなかっただろう衝撃は今も二の腕を蝕み小さく喘ぐが…不愉快だとはどうにも思えず、あれこれを頭で考えても体から彼を求めてしまっている。それが分かってしまえば、早朝の葛藤など無かったことのようにイアンはこの黒い犬を自分だけのモノにすると決意して。きっと人間にただならぬ恨みや絶望感を持っているのだ。決して焦らず、少しずつ、確実に…じわりじわりと締め付ける真綿の首輪を用意してその氷の瞳に映すものを自分だけにしてしまおう。ヘーゼルの瞳を妖しく光らせ脂汗を額に浮かべながらうっそりと笑いかける。…それも一瞬のこと。もう既に含みのない穏やかな表情に戻して右腕の付け根に細い紐を口と左手を使って縛り付けて)
ん、っぐ……ぅ…。一度…包帯を外して、昨日の傷もまとめて診ようか…くち、離せる?ゆっくり、ね

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